York News
東京生まれ東京育ち東京大学卒の、東京都民による痛い日記です。
09 | 2017/10 | 11
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カラ・・・カラ・・・



ギャアアアアア!!





(最新記事は↓になります)





 野中勇作は彼是2時間くらいボーっとしていた。

気がつくとこの状態にあったのだ。

最初は何が起こったのかわからなかった。

「最初は」、これには語弊がある。

今だって、何がどうなっているのかまったく見当がつかない。

彼は一人暗闇の中にいた。



カラ・・・カラ・・・



 気がついた境目もあまり正確にはわからない。

本当に「気がついたら」というか「いつのまにか」真っ暗やみの中にいたのである。

それまで自分が何をやっていたのかまったく思い出せない。

勇作は軽い記憶喪失に陥っていた。

おそらく、今、彼は一人なのだろう。

周りに人のいる気配はない。

ただ、部屋はかなりこじんまりとしているようで、いつまでたっても目はなれないのだが、狭い部屋特有の圧迫感だけは感じられる。

少し伸ばせばすぐ壁に手が触れるような気がする。

だが、それが出来ない。

今まで固まったように動かないでいたのが、いつの間にか本当に動けなくなったようなのだ。



カラ・・・カラ・・・



 動けない大きな理由には、勇作自身が感じている大きな恐怖があった。

現在、季節は冬真っただ中で寒さも相当こたえるはずだが、ここにいる限りはそれほど気にもならない。

それどころか少し生暖かさを感じる。

それが余計に勇作の恐怖心を煽っている。

―――汗が背筋を伝わるのが感じられる。

体は動けないのに、いちいち感覚が敏感になっているようである。

そういえば、この部屋は少し鼻につく気がする。

そう感じた瞬間、彼は自分の感覚を頭の奥底へ押しやった。

不吉なことは考えるべきではないと。



カラ・・・カラ・・・



 勇作は少しがんばって記憶をたどってみることにした。

たしか今朝、妻の依子が今晩は帰りが遅くなると言っていた。

そして自分はいつも通り7時すぎに家を出て、仕事をして、そして19時ころに帰宅したはずである。

その家の門をくぐったあたりから記憶が怪しくなっている。

あの後、いったい自分に何があったのか。

ただ、勇作は“何か”にひどい恐怖を覚えたのだけははっきりと感じていた。

その“何か”が思い出せないのだが。



カラ・・・カラ・・・



 いったいここにきて、どれくらいの時間が経過したのであろうか。

勇作は軽く3時間を見積もった。

そろそろ次のアクションを起こさなければならない、そう自問してみる。

しかしそれがなかなかできない。

勇作は気づいていた。

彼の尽きない恐怖心を煽っているのは、間違いなく先ほどから聞こえてくるあの音なのだ。



カラ・・・カラ・・・

(ほら、また鳴った)

勇作はその音に、デジャ・ヴュというか何か恐怖の根源を感じていた。

不吉な音。

最初は気にならなかったのだが、長い間その音を聴いているうちに、何か底知れぬ不安感が襲ってきたのである。

(何なんだ…)



カラ・・・カラ・・・



とにかく何か行動に出てみることにした。

勇作は横たえた体をそっと起こしてみる。

特に何か異常を感じるわけではない。

痛みを感じる部位もない。

それでほっとした勇作は、少し気がほころび、思い切り伸びをしてみた。

―――その時、彼の手が“何か”に触れた。

「ぐぁぁぁぁ」

思いもしない方角から何かが彼の顔めがけて飛んできたのである。

あまりの突然の出来事に、勇作の頭は一気にパニックへと陥った。

とにかく何かつかむものを探し求める。

そして立ち上がろうとしたその瞬間。

「ゴン!」

勢いよく頭をぶつけた勇作は、そのまま床へと帰って行った。



カラ・・・カラ・・・



(ん?)

あれからどれくらいの時間がたったのだろう。

そう思って目を開けると、今度目の前に現れたものは暗闇ではなかった。

先ほどまで、夢を見ていたのであろうか。

だが、勇作はすべてを理解した。

草壁五月の言葉を思い出す。

―――夢だけど、夢じゃなかった。

・・・カラ・・・カラ・・・

「ギャアアアアア」





 依子は終電を降りると、それから10分後には家の門の前にいた。

現在時刻は1時前。

予想どおりの時間だったが、家の電気はついていない。

仕方なく、自分のカギを取り出して玄関へと上がった。

(もう寝たのかしら)

そう思いつつ階段の電気のスイッチを押してみたがスンとも言わない。

どうやら、ブレーカーが落ちているらしい。

依子は、ブレーカーを落ちたままにしている旦那への不満を感じながらも、疲れた体に鞭打って、ブレーカーのある洗面所へと向かった。

「カチッ」

ブレーカーをあげた瞬間、家じゅうの電灯が明かりを放つ。

「なんだ、やっぱり帰っていたんじゃない」

台所に行ってみると、電子レンジとトースターが作動していた。

どうやら原因はこれらしい。

しかし、食事もままない状態で、夫はどこへと行ったのだろうか。

彼女の胸を一筋の不安がよぎる。

依子は電子レンジとトースター両方のスイッチを切ると、旦那の様子を見るために寝室へと向かった。

その時。

「ギャアアアアア」

男の叫び声が家じゅうを響き渡る。

そして、その声の主は間違いなく依子の夫・勇作であった。

急いで廊下に出てみると、そこには
体中水びたしにして、下半身を露出した夫の姿があった。

「依子・・・紙がない!!

・・・カラ・・・カラ・・・

トイレットペーパーの芯だけが、むなしく音を立てていた。

野中勇作(York New)、32歳の頃の出来事であった。












・・・こんばんは、York Newsです。

突然のことについに頭がどうにかなったのかとお思いの方もいらっしゃるのかもしれません。

でも安心して下さい。

もとからどうにかなってますから(親指を立てながら



今週はテストが3つ、そして今シーズン最後のテストを控えているため、更新は休もうと思ったのですが
なんとなく書いてみたかったので、このような愚話をしたためた次第です(;´∀`)

そして今日はコメント欄は閉じさせていただきます。申し訳ありません。

というのも、今週はまったくパソコンに触れられそうにないので、
「不在」の意味で閉じさせていただきました。

来週、この時間にはきっとすべてを解放させてお会いすることができると思います。

それではまた来週!!



P.S.

「旧管理画面」で更新できるのは今日が最後かもしれません(´Д⊂グスン


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York New

編集長:York New
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一東京都民による、痛い日記です。
いろいろと病んでいる人が書いています。
ものすごく寒いギャグを割りとしれっと発することがあるので、読んでいただける場合は防寒準備をしっかりすることをオススメします。
Lv.は0です。
仲良くしていってくださるとうれしいです(*´∀`)
ちなみに、シモネタ厳禁ですヽ(*`Д´)ノ

最近はあまり読書もしておりませんが、よろしければ→ 本棚

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