York News
東京生まれ東京育ち東京大学卒の、東京都民による痛い日記です。
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【伊豆の踊り男】 3
こんにちは、York Newsです。

今日も【伊豆の踊り男】です。

「そろそろKY」

そんなこと、私が一番わかってますってばよ><

でも、なんとなくやめません。

今は書きたい気持ちがあるからです。




【伊豆の踊り男】

[1]プロローグ

[2]13日の月曜日




[3]出発

 出発前夜、私はパソコンの前にいた。これから3日間の旅に控え、予約投稿の記事を書きあげてしまおうというわけだ。とりあえずひとつは決まっている。あと二つの“ネタ”が必要だった。何を書こう。私は携帯電話のメモを開き、今まで貯蓄してきたネタからいくつかピックアップしてみようとした。しかし。ちょうど携帯を手に取った瞬間にそれが震えた。電話がきたのだ。
「もしもし、どうしたん?」
「今、家の前にいるんだけど」
「!?」
「買出し行こう!」
 一緒に伊豆へ行く仲間だった。なんでも、これから花火と酒、その他必要用品の買い出しに行くという。私はそのままの格好で、財布だけ持って家を出た。電話口で話していたように、家の前には8人乗りWISH(TOYOTA)が止まっていた。車の中には3人だけ乗っており、今日の買い出しは4人で行くということだった。
 久しぶりのこのメンバー。特に会話が弾むというわけではなかったが、とても心地いい雰囲気だった。私は、中学の頃の私として彼らと付き合ってきたので、このメンバーといるときは自分からあまりペラペラしゃべらない。そういう中学生だったし、今でも口を開くのは得意な方ではないというのが本当のところだ。なので、しゃべらなくてもいいこの空間が、私は本当に好きだ。かと言って、私が置いてけぼりにされる心配もない。私たちの関係は、これまでの期間、かなり成熟したものになってきているのだ。これほど気を使わなくていい空間は、正直家族以外にはここ以外ありえない、それくらいリラックスしながら束の間のドライブを楽しんだ。
 店で買いだしをする時、少しもめた。お酒を飲む人とあまり飲まない人がいる状況で、割り勘でお酒を買うのはどうかというのがその論点だった。結局、この場は若干一名を除いて割り勘にすることになった。後日談だが、私たちはこの旅であまりお酒を飲まなかった。つまるところ、お酒はそれほど必要なかったのだ。そんなお酒の買い出しでの口論。実は、私たちの中ではちょっとした争いが絶えない。みんな外面は大人になったように見えるが、一旦このメンバーが集まると、皆中学の時と全くひとつも変わらないようにつまらないことで意地を張り、そしていがみ合い、また仲直りするのだ。その繰り返し。私は通常そういうのはあまり好きではないのだが、この仲間だと不思議とそんな光景もストレスなく見ていることができる。これが歳を取ったということなのだろうか。大学での友達とこういうことが起こると、その気まずさを解消するかのように出てくる冗談も、この仲間だと、きまずさとかそういうものはなく“またお前のワガママが始まった”と言わんばかりに冗談が先に飛び出してくるのだ。私は以前人間と人間の間に起こるワガママの衝突について、かなり深刻に考えたことがあったが、その答えをここにきてようやく、ぼんやりとだが、手に入れたような気がする。人間、気を使わないことも必要なのだ。

               


 店を出ると、一人が私に尋ねた。
「あとどのくらいで家を出れる?」
 私は少し焦った。これからブログの予約投稿をしたためなければならない。
「何時に出発するの?もしかして・・・これから?」
「すぐってわけじゃないけど、3時くらいには出発するよ。それまで、みんなで●●ん家にいてようかと思って」
 私にそれを断る理由はなかった。私は家に帰ると、すぐに旅行の準備をした。水着、下着、着替え、洗面。日焼け止めは必要なかった。パソコンをつけると、旅行に出かけるという連絡のみの更新をして、そしてあまった時間、『吹き続ける風』と『STRONGEST WILL』を回ったくらいでまた電話がかかってきた。私はパソコンの電源を落とし、そして3日間の別れを惜しんだ。
「行ってくる」

               


 目指すは伊豆半島。私たちは――と言っても私はその運転には一切かかわってはいないが――とりあえず南下、神奈川の湘南ビーチまで行き、そこから太平洋沿いに行くという“下の”道を選んだ。3時に出て8時過ぎにつく5時間コースだった。
 最初、私たちは久々の再開を楽しんだ。6人集まるのは年初め以来だったが、6人での旅行というのは2年前の夏からずっとおあずけになっていたからだ。それからも毎年、海へ行ったり雪と戯れたりしていたが、なかなか全員集まることはなかった。社会に出るということは、こういうことなのだ。改めて、自分との境遇の違いを実感する。
 2年前、みんなで行ったのも伊豆だった。その時は丁度台風が接近していて、波が大荒れだった。高さ2mはざらだったし、夜は雷雨にもなった。そんななかでの旅を思い出しながら、私たちは2時間くらいで海へと到着した。もちろん、目的地はまだまだ先だった。

               


 気がつくと眠っていた。
「York着いたよ~」
 目を開けると、そこはすでに海岸沿いの駐車場だった。背中や顔にはびっしょりと汗をかき、左手が少ししびれていた。
「またYork寝てたのかよ」
 私は毎回、車の中で一番寝ている。ドライバーにしてみれば迷惑な話だ。以前、スノーボードに行った時、おもいっきり雪にはまり、皆で押し上げたときがあった。その時も私は寝ていた。
「なんで起こしてくれなかったんだよ」
「声かけても『寒い・・・寒い・・・』しか言わなかったんじゃねーかよ」
 普段ではありえない私の体たらく振り。こう言うと語弊があるかもしれないが、私は普段からかなり気を使っているのだ。そんな人間が、全体のピンチ時に熟睡。これもこの仲間でこそあるエピソードだ。
「やれやれ」
 そんなことを思い出しながら、私は車を降りた。間違いなく、私たちは伊豆に着いたのだ。 
tochaku.jpg


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